You are the One        秋本節


Spring Has Come

悲しみとか辛い思い出に 押しつぶされないように

春の風を胸にいっぱい 

吸い込んで弾き飛ばせばよい *

 

襟元から忍び込んできた 秋の色した空気が

初雪が降り出す前に 君の心凍らせた

 

今年の寒さは記録的な寒波だ

とめどない涙さえ 凍てついて流れない

 

暖めてきた 恋物語が 突然途切れたのは

君のせいじゃない 誰のせいでもない

いくつか階段を昇っただけ

 

やることなすことが 上手く行かない日もある

自分の未熟さを思い知らされてしまう

 

そんな夜でもふさぎこまないでいよう

君の両足に力をためるチャンスさ

 

眠っている 君に秘められた 思いがけない力に 

気付く朝が必ず来るさ 

そのしるしを見落とさないように **

 

間奏

 

( **, *ref )

 

Na na na na......

Spring has come

Na na na na na na na

 


二十三夜待ち

二十三番目の夜に昇る月を待っていると

願い事が叶うって昔の人は祈りました

 

真夜中に昇る月を今夜君と待ってたいな

透き通る風に吹かれ二人の夢を歌いながら


熱くした酒でほんのり桜色の君の頬は

月に磨かれて妖しくも輝く

 

間奏

 

天の海の入り江に今夜月の船を漕ぎ出し

雲の波星の林に君の湊を目指す

 

古き伝え真ならこの熱き恋の鏃を

下の弓に番えて愛し君貫け

 

満点の星空に今 二十三番目の月 宿り

今こそ我が願いは遠き君に届かん

 

二十三番目の夜に昇る月を待っていると

願い事が叶うって昔の人は祈りました

 


Coffee Blues

珈琲を淹れてよ 黒くて苦いやつを

アタイの虚ろな目を 覚まさせてくれる珈琲を

 

珈琲をもう一杯 上手に淹れてよ

アンタの黒いしずくで すべて忘れられるように

 

つなわたり そんな毎日を

モカマタリ 甘い香りで酔わせて

 

もう一杯淹れてよ

もう眠りたくないの

朝日が忍び込むまで付き合ってもらうわ

 

間奏

 

馬鹿ばかり こんな世の中を

モカマタリ 強い香りで忘れさせて

 

珈琲を淹れてよ 黒くて苦いやつを

黒くて長い夜も 眠らずにすむ珈琲を

 

もう一杯淹れてよ 上手に淹れてよ

アンタの黒いしずくで すべて忘れられるように

 

アンタの黒いしずくで すべて忘れられるように


吉祥寺ではなかったんだけど

吉祥寺ではなかったんだけど 

小さな店があったんだ 

夜毎酒を飲んでは仲間たちと 夢を語りあってたんだ

天神ではなかったんだけど 唄があふれていたんだ

いくつかの恋と別れ繰り返し あの夜君に出会った

 

見上げた星空に君の 白い息が流れた

きらめく目ときめく胸 時はゆるやかに流れた

 

リバプールではなかったんだけど 

あいつらと歌い始めた

薄暗いライブハウス 初めての夜 震えていたG7

ヤスガースファームではなかったんだけど 

青空が拡がってたんだ

市民球場の砂埃 フルボリュームのエレキ 

アイシャルビーリリースト

 

春の風の中寝転んで 草のにおい吸い込み

憧れと夢と希望 どこまでも走って行けた

 

間奏

 

15年ぶりのギター 指先の痛み 押さえきれないF

今でも胸の奥で鳴り続けるメロディー

 

吉祥寺ではなかったんだけど 小さな店があったんだ

夜毎酒を飲んでは仲間たちと唄を歌っていたんだ

 

吉祥寺ではなかったんだけど 

広島フォーク村でもなかったんだけど

天王寺野外音楽堂ではなかったんだけど

ニューヨークでもサンフランシスコでも

サンジェルマンデュプレでもなかったんだけど

 

僕は確かにこの町で 生きていたんだ

 


雨玉模様

駅を出たなり降り出した 六月の雨の昼下がり

君の部屋まで15~6分 アスファルトの水玉模様

埃の匂い 忘れてた梅雨だ

 

雨宿り寂れたパチンコ屋 

約束はだいたい2時ごろだったな

いつの間にかもう二千円 

ガラスの向こう弾けた銀の滴

 

雨伝う窓 映る君の括った髪は

今日も甘い匂いがするだろう

僕は笑顔で言うだろう 

 

遅くなってゴメン 充電が切れてた 

また嘘つきになる

イイワケない

 

間奏

 

最後の一滴も吸い込まれ 雨の降り続く商店街を

君の部屋へと走り出す 水溜り飛び越えて走る

ずぶ濡れの嘘つきが 弾ける!

 

驚いた顔で見つめる君に僕は小さくつぶやく

 

遅くなってゴメン 遅くなってゴメン

遅くなってゴメン

 

もうスキじゃない

 


たゆたう

川の流れる 古い町だった

君と出逢った 祭りの夜

 

団扇をあおぐ 

15の君のうなじからこぼれた

水色の香り

 

せつない笑顔が流れた時を消し去る

とうにけりをつけた 恋とか夢が

浴衣の襟元に

忍び込む

 

間奏

 

ためいき くちびる 

忘れかけた ぬくもり

 

ほどいた君の髪に顔をうずめる

 

かすかに鰹出汁のにおいがした

 


Mori-no-uta

はるかな森を抜けて吹く

懐かしい香り運ぶ風

目覚める君のほほに吹く

水を含み心地よく湿らせる

 

不思議な朝もやの中に

飛び立つ青い羽根の鳥

静かにやがて訪れる

光の渦予感させるそよかぜ

 

谷間にかかる虹を越えて

君を連れて行きたい

秘密の場所がある

 

はるかな森を抜けて吹く

懐かしい香り運ぶ風

微笑む君を抱きしめる

出かけよう水と風の生まれる場所へ

 

間奏

 

そびえる山を西に廻れば

そこに見える素敵な秘密の場所がある

 

はるかな森を抜けて吹く

懐かしい香り運ぶ風

微笑む君を抱きしめる

出かけよう水と風の生まれる場所へ

 

出かけよう君と二人で


K.yairi CY62F(gut gt.)

 




アフリカの月  作詞 KURO  作曲 西岡恭蔵


Tabun

たぶん 君の他にはいない

こんな僕に笑顔を見せてくれるような女の子は

ただ 一度だけの出会い 

僕には掛けがえのない宝物さ

 

昨日までの僕の目には 何も映らなかったんだ

モノクロームのこの街並みに

君の笑顔が描いたハート

 

フワッと僕の心の中 

何かが舞い降りて唄が生まれた

僕は恋している 君の笑顔 その唇に 

出会うため生まれてきた

 

間奏

 

いつもならこんなことじゃ 決して泣いたりはしない

あきらめてた改札口で 君の笑顔を見つけた

 

パチンと僕の心の中

何かが弾け飛んで涙があふれた

僕は恋している その眼差し 君のすべてに

出会うため生まれてきた 出会うため生まれてきた

 

Tabun

I'm in heaven

When we out together dancin' cheek to cheek

 

Tabun

 


花サイタカナ

早咲きの桜が 弥生の空にほら

まだ肌寒い風に 花びらを震わせる

気の早い奴だな 少し嬉しくなる

北の空は 雪混じり 手袋は外せない

 

紫の香りが 線路脇の路地を漂う中

新しいランドセルが 駆け抜ける

眩しい瞳だな 少し嬉しくなる

スミレの花のように

くっきりと強く咲け

 

春染める花の色は

幾つもの光を 私に届ける

まだ咲かぬ君の花も

いつの日か私を

嬉しくさせてくれる

 

黄色い花を閉じ倒れたタンポポが

綿毛を飛ばすために

今日再び立ち上がる

粘り強い奴だな 少し嬉しくなる

南風に乗せて何処までも飛んで行け

 

春染める花の色は

幾つもの光を 私に届ける

まだ咲かぬ君の花も

いつの日か私を

嬉しくさせてくれる

 

花サイタカナ 花サイタカナ 花サイタカナ

君は花咲かせたかな

花サイタカナ 花咲かせたかな

 


それなりに幸せな人生だった

その男は土を耕していた

太陽とともに仕事をした

毎日毎日土を耕して

たくさんの稲を育ててきた

 

死ぬ前に3人の孫に出会えた

生涯で寝た女は3人だった

農機具で中指の先を失った

でもそれなりに幸せな人生だった

それなりに幸せな人生だった

ラララ・・・・

 

その女の亭主は酒びたりだった

酔って暴れてはいつも殴られた

60でその男が死ぬまでの間

命がけで子供らを守ってきた

 

末息子が巣立っていったその年に

念願のフラダンスを習い始めた

殴られねじ曲がった背中は痛むけど

それなりに幸せな人生だった 

それなりに幸せな人生だった

ラララ・・・

 

間奏

 

その男は売れない俳優だった

小さな劇団の団長だった

色んな人生を演じてきた

スター女優ともいくつかの仕事をした

 

80年こき使ってきた心臓は

冬の朝早く爆発した

優しい父親は演じられなかったけど

それなりに幸せな人生だった 

それなりに幸せな人生だった

ラララ・・・・

 

私は今日まで生きてきた

それなりに幸せな人生だった

いくつもの音楽に囲まれて

この上なく幸せな人生だった 

この上なく幸せな人生だった

ラララ・・・・・

 


You are the One

君はひとりじゃない ひとつなんだ

ひとりきりじゃない ひとつきりなんだ

他には無い 代わりは居ない 

かけがえの無いたったひとつの 君

 

僕もひとりじゃない ひとつだった

たったひとつの 僕の命を

大切に思ってくれる 

ひとりの君がそこに居てくれた ありがとう

 

ひとつひとつのいのちが つながって僕は生まれた 

果てしの無い時間の中で 君にめぐり逢えた奇跡

ひとつずつのいのちの糸が 絡み合い織り成す世界

いくつもの涙で染め上げた 

鮮やかな色とりどりの Tapestry

 

君はひとりじゃない ひとつなんだ

ひとりきりじゃない ひとつきりなんだ

笑っていたい 喜び合いたい

悲しい夜は朝まで話していたい 君と

 

ココにいてもイイ? 生きていてもイイ?

 

週末の人の流れ 立ち尽くす君を見つけた

抗いようもない 日常の渦に 不意に現われた灯台

やわらかな陽につつまれて 不器用に君は笑った

絶望と希望のはじまりから 約束されていた奇跡

 

You are the One, You are the One,

You are the One,

You are the One

 

これからのライブ

2024年12月4日(水)

春秋村島陳  

@GREAT BLUE  *要予約

18時開場 19時開演

M/C¥3,000 ドリンク別途

神戸市中央区琴ノ緒町5-5-29

三経ビルB1

078-231-0071

2024年12月22日(日)

年末恒例年忘れまっちゃん祭り

Brothers & Sisters

17時半開場 18時開演

投げ銭 ドリンク別

出演 秋本節 春野ゆり 長田TACO和承 松本史郎

078-332-0208

神戸市中央区下山手通2-16-2

サンビルB1